田中俊光のblogにてVMware Fusionを使った準仮想化環境VMIの起動方法が示されていた.
自分もFusionでUbuntuを使っているので早速試してみる.
Fusionで準仮想化を行うためには vmi.present = "TRUE" という行をvmxに追加すれば良い.
こうして起動したUbuntuで起動メッセージを見ると
「VMI: Found VMware, Inc. Hypervisor OPROM, API version 3.0, ROM version 1.0」とか「Booting paravirtualized kernel on vmi」などの記述があり,ハイパバイザ上で起動している様子が伺える.
dmesgに注目するとBogoMIPS値は純仮想化が8664.16 BogoMIPSなのに対して,準仮想化状態では14298.08 BogoMIPSと大幅に性能が上がっている...これは期待できる?!
とりあえず起動していろいろいじくった感触では全く差を感じない.体感値では説得力も無いのでネットワーク性能を測ってみることにした.
scpで95MBのファイルを転送してどれくらいの性能が出るのかを試してみることにした.
結果は
純仮想化:7secs@13.5MB/s
準仮想化:11secs@8.6MB/s
とあれれ??な結果に,,,追試をしてないので信憑性はかなり悪いですが,簡易テストでは速度が低下してしまいました.
VMIの完成度がどの程度か自分は知りませんが,まだまだ発展途上の技術とみていいんでしょうかね.VMware Fusionはまだできたてのソフトウェアなのでとりあえずいれてみた,という段階なのかもしれません.