Macのキーボードにはいろいろな特殊キーがありそれぞれにアイコンが存在します.これらは使用法に一貫性があり,いちど覚えるとキーボードショートカットが体系立てて覚える事が可能です.
反面,記号ばかりのショートカットアイコンに初心者は面食らう場面も多いと思います.そこで,今回はそれぞれのキーの由来や使用法を説明したいと思います.
↑パッと見なんのキーを押せば良いのやら...
1.コマンドキー
名前の通り「アプリケーション」にコマンドを伝えるためのキーです.
あくまでも伝える先はアプリケーションなのでユーティリティ(たとえば"ことえり"などの入力メソッド)ではコマンドキーを使いません.
Windowsではコントロールキーに該当するキーですが,使用範囲が曖昧であるため完全対応できるわけではありません.
2.オプションキー(altキー)
本来とは異なる機能を使う際に使用するためのキーです.
このアイコンの由来は鉄道の切り替えポイントを模したものです.つまり異なる方向へ行く(=異なる機能を実行する)という意味合いですね.オプションキーを使うキーボードショートカットは優先度の低い様に設計されています.またMacではメニューを表示しながらオプションキーを押すと動的にメニューが変化します.
WindowsにおけるAltキーに該当しますが,Altキーはもっぱらマウスを使わずに操作するキーとして用いられています.
3.コントロールキー
ユーティリティを操作するために使用するキーです.
おそらくMacの中で最も使用頻度の低いキーです.ことえりなどの入力メソッドでまれに用いられます.なおMacをUNIXとして用いる場合(含Cocoaアプリ)はコントロールキーは頻繁に用います.Windowsにもあるキーですが、まったく役割が異なります.
4.シフトキー
なにかに移動するときに用いるキーです.
普段シフトキーを意識するのは文字入力ではないでしょうか.CapsLockキーと異なるモードの文字を打ったり,記号を打ったりと頻繁に用いることと思います.
ショートカットでは基本的に「シフト(=移動,変化)」するために用いるキーであるため,コマンドキーと併用して◯◯を隠すとか××に移動する等の操作を行います.