PC Watchより
MRAM(Magnetic Randam Access Memory)に実用化の兆しのもようです.
MRAM最大の特徴は現在のメモリと同じアクセス速度を実現しながら不揮発メモリとして使用する事が可能な点です.またEEPROM(フラッシュメモリの事)と異なり書き換え回数が無制限である点も重要です.
MRAMが実用化されれば,基本的にハイバネーション(HDDにメモリの内容を保存するスリープ)は必要なくなり,常時サスペンド(メモリだけに情報を保存してスリープ)する事が可能です.これにより1秒で復帰するPCなんかが簡単に作ることができるでしょうね.
最近MSがフラッシュメモリをメインメモリの一部として使用する機能をVistaで追加しようとしていますが,理論的に見れば速度面,信頼性の面で若干無理のある使用法と考えられます.
MRAMならばこのような用途はまさにうってつけですけどね・・・.