もともとTMPGEnc MPEG Smart Renderer 4を使っていたんだけど、なぜだか最近、出力される映像が妙に汚いのが気になっていた。
ただ、前回投稿したように録画マシンを入れ替えていたため、ハードウェアのせいかもという考えもあり、検証に手間取っていた。
また、発生する時としない時があり、どういう理由かいまいち解析できておらず、困っていた。
なんとなく、最新版にしてみようというモチベーションで5にしてみた。
結論から言うと、設定の問題だった。5のデフォルト設定、つまり以下の状態であれば、なんの問題もなく、かつ高速にカットした結果が出力された。
・レート調整モード:可変ビットレート
・映像品質:標準(50)
・コンテナタイプ:MPEG-2トランスポート
問題は品質でこれを100にしてしまうと、エンコード部分(要するにカットした前後の箇所)を最高品質として映像全体をまんべんなく低画質にしてしまう。エンコード部分がたまたま高画質な場合は問題ないが、低画質な場合は全体の画質が落ちてしまう。これを勘違いしてたのがそもそもの間違いだった。
また、音声についてもコンテナをMPEG-2プログラムにしていたことでMP2のエンコードをし直す無駄時間が発生していた。
色々問題があることにアップグレードしたことで気づかされた。要するにアップグレードする意味はあまりなかったのである。
ただ、カット編集やCM検出速度が気持ち向上していること、また、プロダクションツールによってCM検出を自動化できるようになったのは大きいので決して無駄ではないかと思っている。
以上