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Leopardレビューの続き

今回はちょっとだけつっこんだ使用法に触れたいと思います.

まずは前回残したTime Machine
HDDをなんとか空けたので試してみました.180GB使用,全体容量201GBのボリュームをTime Machineが作動するようにするためには約240GBの容量が必要みたいです(あくまで参考です).
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Time Machineはまずスイッチオンするとフルバックアップを取ります.自分の環境は180GB/1270246項目をバックアップしきるのに6時間少々を要しました.
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Time Machineは入になると1時間ごとのHDDの差分を記録します.1日経過するとその日のバックアップとして保存するようです.さらに時間が経過して1週間がたつとその週のバックアップファイル...となり,あとはHDDの残り容量を週ごとに埋めて使い切るという感じになります.
Backupは消去作業(ゴミ箱を空にする)やファイルの変更(名称変更/ファイル内容変更)が起こる度に勝手に検知してバックアップを取るものだと思っていたのでちょっとガッカリ感があります.もっともいちいちファイルの変更を検知してバックアップしていたらかなり高性能なマシンでもリソースの面で厳しいのでやむを得ないところでしょうか.

ともあれ,1時間ごとに記録されるのでちょっと作業を行っていればTime Machineの記録はたまっていきます.Time Machineアイコンを押すと宇宙に飛びますw
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右手の手前と奥方向に向いている矢印が時間です.これを押すとどんどんスライドしていきます.ファイルの差分が無い場合は一気に時間をスルーして差分のあるところまで遡ります.欲しいファイルが見つかる右にある復元ボタンを押し,現実世界に戻ります.そうするとデスクトップに昔消したはずのファイルが復活する...という流れです.

つぎにDashcodeに触れたいと思います.DashboardはおなじみのMac OS Xの小物アプリWidgetを操作する環境ですが,DashcodeはこのWidgetを作成する開発環境です.
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WidgetはJava Script(ECMA Script)で記述されています.Java Scriptは習得も比較的容易な言語ですが,まったく記述したことの無い人には敷居の高い環境です.Dashcodeはそういった人でもある程度パズルをくむような感覚でアプリケーションを作ることができます.
DashcodeはXcode Toolsをインストールしないといけません.Leopardの追加インストール項目なので注意してください.

起動時は作りたいアプリのテンプレートが登録されているので適当に選択します.今回はまずゲージってのを選択.
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とりあえず実行してみます.するとCPU負荷率,HDD動作,ネットワークのRX/TXのインジケータがついたWidgetが起動しました.
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これだけで十分Widgetに登録する価値があります.早速自分はWidgetに登録しました.ソースビューでWidgetの実際のソースを見ることも編集することも可能です.
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次に簡単アプリとして地図アプリを作ってみます.Google Maps APIがいるので適当にキーをゲットしておきましょう.
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テンプレートで地図を選択してGeoRSSの取得先を選択します.今回はO'Reilly Raderから拝借しました.あとはMaps Keyを打ち込んでパラメータ入力はすべて完了.
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あとは起動するだけです.これで地図アプリが出来上がりました.
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全くコードなしでここまで書くことができましたが,テンプレート以上のことをしたければ部品のビヘイビアとコードライブラリがあります.これはよくある処理を記述したスニペット的なものでこれを組み合わせて簡単にWidgetが作成できます.
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気づいた部分
Stacksの代償
Stacksは結構気に入ってるのですが,その代償としてTigerまでで可能だった右クリックで階層を掘るコンテクストメニューが消滅してしまいました.個人的にはDockに登録していたフォルダはあまり深い階層まで使用していなかったのであまりダメージはなかったんですが,コンテクストメニューを使ってどんどん階層をたどっていった人には痛い変更点かも知れません.

共有関係のレイアウトの変更
AFP/SMB/FTP共有がすべて共通のファイル共有に統合されました.
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最初面食らう人もいるかも知れません.ちなみに(やっと)ホームフォルダ以外のフォルダも任意に共有フォルダに登録できるようになりました.

重さの違い
これは主観が入るのであくまで参考にとどめてほしいのですが,Tigerと軽い/重いと感じる部分が異なっている気がします.
Tigerで重い:ウィンドウサイズの変更/SMB共有の操作/SafariやFirefox(w
Leopardで重い:Expose'/スクリーンセーバの遷移/(たまに)マウスの挙動/フォアグラウンドアプリ変更直後
ほとんどのケースでは軽いのですが,Quartzに高い負荷がかかりそうな処理は引っかかるような重さを感じます.とくに使っていて不快感を感じるのがSpacesやExpose'を使用したあとのマウスの挙動,たまに飛びます(苦笑).最初はマウスのトラッキングが悪いのだと思ったのですが,どうも高負荷時に飛ぶのでQuartzのあたりになにか問題がありそうです.ジニーエフェクトもTigerと比べると少し雑な動きに感じます.Leopardに入ってさらに2D画面描画に関してさらにGPUを酷使するようになりました.ここに原因があるのかもしれません.またはシステムデザインの変更の可能性も...(戯言参照)

SMBのSJIS対応かなわず...
SMBでcharsetにSJISを使ってる某野牛製のLinkStationはMacからアクセスすると文字化けして使い物にならないのでした.これをLeopardで改善することを期待していたのですが全く改善されませんでした(泣)
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それどころかTigerまではまだあったmount_smbfsのEオプション(クライアント側とサーバのエンコーディングを設定するオプション,Tigerでは動作しないながらも存在していた...)が削られていました.どうもUTF-8以外はアクセスする気無いみたいです....
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これまでこの対策にSharityを使ってきましたが,Leopardには未対応のようで起動してSMBリソースにアクセスしようとする瞬間に落ちました.当分,LinkStationとつきあうのはWindowsマシンだけになりそうです.

戯言:どうもLeopardはアプリケーション中心のスケジューリングをしてるような気がしてきました.というのもアプリケーションの切り替え時に動作が最悪10秒間くらいもたつく場合があるのですがその後はTigerでは体験したことが無いような軽快な動作を見せます.前面になっているアプリケーションが最高速度で動作するようなチューニングが行われているような気がします.
これと同じ感覚を覚えるのがVista以前のWindowsです.Windows XPは前面にあるアプリはとても軽快に動くのですが,バックグラウンドのアプリケーションにはもたつきを感じたり,システムに至っては画面描画すらぎこちない局所的な遅さを端々に感じるシステムでした.TigerまでのMac OS Xは各アプリケーションはWindowsのそれに匹敵するほど高速ではないにせよ,背面のアプリケーションもクイックにスイッチでき局所的な遅さを感じさせませんでした.これは使い込まないと分からないけど,とても気持ちのいいものでした.一言でいえばシステムトータルの速度低下を最小限に抑えようとしているOSだった感じがします.Vistaになって基盤が変化し,若干Mac OS X的なシステム全体の速度低下を抑えるシステムに変化しているような気がします.逆にLeopardはアプリケーション中心の速度アップを重視し始めている...これが杞憂だと良いのですが....
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by cappuccino_mac | 2007-10-29 23:37 | 雑感