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コマンドリファレンス:asr

asrはapple software restoreの略で名前の通りリストアができるコマンドです

以下のような特徴を持っています。

できること
・HFS/UFSでフォーマットされたディスクをフルバックアップできる
・不可視ファイル/システムファイル/パーミッションも忠実にコピーされるのでコピー先ディスクから起動できる
・ネットワークを介して一度に複数のマシン(Mac)をリストアさせられる

できないこと
・NTFS/FATなどのMacの非ネイティブファイルシステムはサポートされない(*1)
・差分バックアップはできない
・アーキテクチャ(Intel/PowerPC)を超えたリストアはできない(*2)

いろいろできるようですが、とりあえず例文を書いておきます。

> sudo asr --source / --target /Volumes/TargetDisk -erase

これで起動ディスクの全内容をマウントしたTargetDiskにバックアップできます。そしてTargetDiskはクローニングされているのでTargetDiskから起動することもできます。これは異なるMacでも起動できるので緊急起動ディスク&リストアディスクとして使用することができます。不測の事態のために備えてasrでバックアップをとっておくと迅速にシステムを復活させることができるでしょう。
PCの場合異なる機種でNorton Ghostなどを使ってリストアを行うとドライバがなかったり、MBRの不整合などでいろいろ問題が起こりますが、asrではその問題が発生しません。
それは

・OSに想定しうるドライバが全部入りであること
・独自のパーティション管理方式をとっていること

にあります。いろいろ弊害もあるMacのクローズドアーキテクチャですがこういうところでは活きてきますね。ついでに言えば、Windowsの場合のリストアはアクティベーションの問題も起きますが、今回はその話は割愛しておきます。

(*1):実際に試してみました。NTFSというボリュームがBootCampで作ったWindowsXPの入ってるパーティションです。

$> sudo asr --source /Volumes/NTFS/ --target /Volumes/TargetDisk/ -erase
Password:
Validating target...done
Validating source...asr: The volume on device /dev/disk0s3 is not of type Apple_HFS or Apple_UFS
asr: Couldn't validate source - Device not configured
ていうわけで、怒られました。まあ、HFS,UFS専用なのは試すまでもなく想定できましたがねw

(*2):補足しますとこれはPowerPCのマシンでコピーを取ったディスクをIntel側でリストアディスクとして使えるかということを意味します。そして、実際にそういうことは不可能です。

不可能な理由は

・そもそもアーキテクチャが異なるOSであること(OSのコア部分はPowerPC/Intel専用となっている)
・パーティションマップがことなる(PowerPC:Apple形式/Intel:GUID形式)

などがあります。両アーキテクチャからみて互いに解釈不能なので立ち上げられないという認識で良いと思います。
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by cappuccino_mac | 2007-01-22 00:52 | 設定覚え書き