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MS純正P2Pソフトウェア

最近FolderShareというファイル共有ソフトを知りました.

このソフトはMicrosoftが出しているP2Pソフトです.使っているうちになかなかすごいソフトだということが分かってきました.Macでも使える点がとてもナイスです...これに関しては懸念すべき点もありますが・・・

とりあえずはインストール方法です.インストールは

http://www.foldershare.com

にアクセスして,クライアントソフトウェアをダウンロードする必要があります.現段階ではフリーです.実はこのソフトはMSが買収したプロダクトです.MSは買収した製品を自社製品に組み込むまであんまり表立ってアピールせずにフリーで公開することがしばしばあります(Expressionとか).なので今後MSNなどの有料サービスに移行してしまう可能性もあります.なので念のため注意点として書いておきます.またMac版はExpressionがMac OS X版がなくなってしまったように,FolderShareもMac版が使えるのはいまだけの可能性があります.

インストーラはとてもコンパクトなのですぐにダウンロードできるでしょう.ソフトウェアをインストールし終わるとデスクトップにFolderShareのアイコンができるので起動し,簡単な設定を行います.
設定内容は
デバイス:自分のPCの名前
ニックネーム:ニックネームです
メールアドレス:メアドを書きます.ウソでも使えちゃいます.ログイン時に必要
パスワード:パスワード.ログイン時に必要.
の4項目程度です.これがおわるとServerにネゴシエーションをして登録が完了します.まれに登録できない可能性がありますが.ファイヤーウォールがブロックしてるか,HTTP 80番を通すproxyの設定(*)が必要な環境の人だと思います.適宜設定してください.

このソフトウェアでできることとしては大きく2つあります

1.自分のパソコンにリモートでアクセスできる
FolderShareクライアントをインストールした自宅のPCの電源をつけたまま外出して大学や会社のPCのウェブブラウザ経由でアクセスできます.出先のPCにFolderShareクライアントをインストールする必要はありません.もちろん逆の利用,大学にFolderShareクライアントをインストールして自宅のウェブブラウザから利用というケースも可能です.
この機能はWindowsのエクスプローラで表示できるものならなんでも見ることができます.内蔵HDDはもちろん,CD/DVDドライブ,マウントした仮想ディスクなんかも内容が見られるわけです.
ただし,この方法ではファイルの変更や削除はできないし,ローカルにダウンロードできるのはファイル単位となります.
間にNATやファイヤーウォールがあろうとHTTP 80番ポートさえアクセスできる環境ならば自由にリモートアクセスが可能です.大学のPCの内容を見るには一番簡単な方法だと思われます.

2.自分のPCの内容を相手のPCにシンクロさせる
双方にFolderShareクライアントをインストールしたPC同士の特定のフォルダをシンクロさせることができます.
これにはまず相手のFolderShareアカウント(メールアドレス)を知っておく必要があります.まずフォルダのシンクロ元を提供する側がシンクロさせたいフォルダを選択します.そしてシンクロに参加させたいメンバーのアカウントを登録します.一度登録すれば履歴に残るので毎回書く必要はありません.そして参加ユーザの権限を設定します.

4つ権限がありますが,できることは以下のとおり
Reader:閲覧,ダウンロード可能
Contributor:閲覧,ダウンロード,アップロード可能
Editor:閲覧,ダウンロード,アップロード,削除,変更可能
Senior Editor:閲覧,ダウンロード,アップロード,削除,変更,他のユーザの参加許可を行うことが可能
です.

そして共有設定を完了させると相手のFolderShare管理画面にフォルダ名と(add)と書かれたリンクが登場します.このリンクを押すとシンクロさせたいフォルダをウェブブラウザから選ぶことができます.既存のフォルダをシンクロ先にしても良いのですが,「シンクロ」なので既存のファイルが中に存在していると中身は「ゴミ箱」に飛ばされます.おそらくファイルがなくなってしまうのではじめて使った方はビビるでしょう.なので新規作成のほうがびっくりしなくてすみます.なお,さきほど「ゴミ箱」といいましたが,この「ゴミ箱」とはWindowsやMacのゴミ箱ではなくFolderShareがもっている「ゴミ箱」です.なくなったファイルがWindowsやMacのゴミ箱を見ても見つからないのであせるかもしれませんが,おちついてタスクトレイの「More」メニューから「View Trash」を選択して「ゴミ箱」を表示してください.消えたはずのファイルがその中に納まっているはずです.

一度フォルダをシンクロしてしまえば,利用できる権限の限りですが,以降は勝手に相手のフォルダと同調していきます.このシンクロ共有はフォルダ単位で追加が可能なので一方がフォルダをまるごとシンクロ共有しているフォルダに移動させたらそのまま相手側でもフォルダが自動生成されてファイルが増えてきます.
双方がEditor以上の権限ならばフォルダが勝手に消えたり,勝手にファイルが増えたり,勝手にファイルの内容が書き換えられたりします.シンクロ設定したフォルダは以後は基本的にいじらずに適宜コピーして取り出すのが安全なのではないかと思います.
なお,フォルダの中のファイル全部をシンクロしたいとは思わないケースも多いと思います.自分側のスペースが足りなかったりすることもあるでしょう.こういうときはウェブブラウザからFolderShareにアクセスしてフォルダのシンクロ設定をAutomaticからOn-demandに変更します.これにより,フォルダの入れ後構造はシンクロされますが,ファイルはすべてp2pという拡張子を持つダミーファイルとなりダブルクリックされるまでダウンロードされません.結果としてシンクロ先のユーザは必要なファイルだけダウンロードすることが可能となります.
こんなかんじで最初がちょっとまどろっこしい印象ですが.いちど運用を始めてしまえば非常にイージーに相手側と共有することができます.

あとついでに申し上げますと1.の転送は暗号化されませんが,2.の転送は256bit AESもしくは128bit RC4による暗号化が行われます.いろいろと安心ですね( ? )

現在はまだ英語版のみで日本語版の提供は見えてませんが,英語もさほど難解ではないですし,日本語ファイル名も問題ないようなので,運用には支障がないと思います.
ただし,Mac-Windowsの共有では日本語ファイル・フォルダ名は不可です.ちょっと自由度が下がりますが,パーソナルユースならさほど大きな問題でもないでしょう.できるにこしたことはないですが・・・・.

(*)HTTPプロキシは「http://サーバ名~」 ではなく「サーバ名~」で書いてください.ちょっとハマりましたw
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by cappuccino_mac | 2006-02-19 10:52 | 設定覚え書き