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ローゼンメイデン トロイメント終了

そういえばトロイメントってどういう意味だろう(オイ

東海地区でも東京に遅れる事2週間で最終話を迎えました.
12話という短い本数ではやれるだけやれたかなあ,という感じはします.そんなに悪い印象ではありません.最終話のバトルシーンがこのアニメにしては珍しく気合いが入っていたのでちょっと燃えました.全体を総括すると広げた風呂敷を急いで畳んだけど,ちょっと全部入りきらずにこぼれてしまったという印象ですね(*1).

とにかく,今回は伏線になりきらない単なる「謎」で終わってしまう要素がところどころにみうけられました.たぶん,見ていた人も何カ所か違和感を覚えた部分があったと思います.個人的に違和感を強く感じた順に紹介してみると以下のような感じ.

1.ローゼンの人違いを区別できなかったローゼンメイデンシリーズ
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10話で真紅たちが槐を「お父様」と誤解した事.12話で偽物だったというインパクトを与えるために薔薇乙女が全く疑問を抱かない構図にしたのは不思議でした.ジュンだけが「ローゼンはアリスとしか会わないんじゃないのか」と疑問に呈したのは皮肉な感じをうけました.
偽物なのにローゼンと誤解させるうまい理屈でも入れてあればおもしろかったのですが,そんな事も全く有りませんでした.これのせいでローゼンメイデンシリーズが本物を見極められない安っぽい存在になってしまったような気がします.

2.水銀燈の復活
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6話「天使」より.銀ファンはとても喜んでいたことでしょうが,よく考えたらその復活方法はちょっと変です.
まず,その復活のプロセスに深く薔薇水晶が絡んでいる点がまず腑に落ちません.薔薇水晶は水銀燈に「ローゼンメイデンを直せるのはお父様だけ」といっています.この「お父様」は槐をさしているのでしょう.ローゼンと槐は子弟の関係だった頃以来,会っている様子は無いようですから.とするとマジで水銀燈を直したのは槐なんでしょう.たしかに第1期でジュンは神業級の職人の力で真紅のちぎれた腕を直したりはしました.でも一級以上の腕前をもつ人形師の槐ならば燃えてしまった人形でも完全復活させられるという理屈になるのはどうかと思います.また,槐が直したと仮定して彼は水銀燈に対して全く気にかけるそぶりを見せませんでした(12話で一瞬そう感じさせるシーンもあったけど,あれは単にドールになった水銀燈を見ただけでしょう).

3.真紅への執着
薔薇水晶と槐の真紅へ執着する理由がよくわからない.伏線らしき物も感じられない.

4.ローゼンと槐の関係(雪華綺晶と薔薇水晶)
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1.とも関連するけれどももうすこし突っ込んでも良かったんじゃないかなと.第7ドールは原作をもとにすれば実体を持たないNのフィールドでのみ存在を維持できる特殊なドールといわれている.薔薇水晶はこの第7ドールにとても酷似している.槐は「インスパイヤ」して薔薇水晶を作ってるとしか考えられない.それに関連したものがあればストーリーに厚みが出たと思われる.(*2)

5.唐突に雛苺アボーン
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ちょっと唐突な印象を受けました.蒼星石がアリスゲームを始めた段階で真紅が雛苺に気をかけるようなシーンがあっても良かったんじゃないかと思うが・・・.

6.ラプラスの意図
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結局,薔薇水晶&槐にどの辺まで協力したんでしょう.というかもうこいつは全然やりたい事分からんので真意を探る事自体あきらめてますけどね.雪華綺晶ともなぜか一緒にいたし・・・

他にもちらほらありますけど,特に気になったのは上記の6つです.

ここによると監督は「アリスゲームをやるとこうなる」ということをテーマとしていたようなので,そういう前提知識を知っていれば,たしかにこういう結末もありなのかもしれません.しかし,だれもがそんなことを知って見てるわけではありません.そういう人たちにとってはなにがなんだかよく分からん内に終わってしまったと感じているんじゃないでしょうか.

槐&薔薇水晶がラプラスの魔に弄ばれたただの道化となるか,弟子としてローゼンにつながるストーリーの伏線となるかは第3期にかかってるでしょうね.やるか知らないけど.

(*1)今世紀最高駄作「死種」は風呂敷と中身を燃やしてなかったことにしちゃったような適当なつくりの潔さに清々しささえ覚えましたw
(*2)とはいえ真の第7ドールの名前「雪華綺晶」がでてきたのはTVシリーズが終わった後ですし(最新号のコミックBARZより),ちょっと調整が難しかっただろうな,とは思います.
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by cappuccino_mac | 2006-02-11 22:13 | 雑感